【親子留学反対された】親子留学は意味ない?親のエゴ?【 前半 】

こんにちは、かかとです。

私は子供が3才10ヶ月のときにフィリピン・ドゥマゲテで親子留学を始めました。

親の私は語学学校に通い、子供は現地のインターナショナルスクールに通わせるスタイルで、私は高校英語に毛が生えたレベル、子供は全くのゼロイングリッシュからのスタートでした。

今日は、フィリピンに来る前に周りに親子留学の相談や報告をしたときによく言われた少しおせっかい(?)でもある心配や忠告に、フィリピン親子留学1年間の経験を基に本音全開で答えていきたいと思います。

親子留学を考えて周りに相談したことのある人なら言われたことある方も多いと思いますよ!

これから家族に親子留学のプレゼンをされるという方は必読です。

子供がセミリンガル(ダブルリミテッド)になってしまうのでは?

セミリンガル、ダブルリミテッドとは、母語確立前に2つの言語の中で育った子供が結果どちらも中途半端な理解になってしまう状態のことを言います。

自分のアイデンティティがないと感じる、自分の感情をうまく言葉で表すことができない、難しいことを考えることができない、ゆえに学習面でも問題が出てくる、など様々な面で支障をきたすと言われています。

我が家の場合、3才10ヶ月から4才10ヶ月までの成長を見る限り、今のところ日本の子と比べて言葉の遅れは全く感じられません。

特に親が意識して日本語の教材をさせたりもしていませんが、あえて挙げるなら1日1~2時間くらいタブレットでYouTubeを見させています。

そのおかげなのか、私が言わないような言い回しを覚えたりして、すさまじい勢いで語彙力や表現力を吸収していると感じます。

ちなみに絵本読み聞かせは英語も含め、子供の性格上すぐ飽きられるのでほぼしていません。

やはり私も母語は大切であり、母語の成長を日々チェックするのは親の務めだと考えています。もしそこが怪しくなってきたら帰国も視野に入れる覚悟の親子留学でした。

そのため、我が家は親子の会話は日本語で徹底しています。

そのせいか英語の成長はもしかすると少し遅めかもしれません。

まだまだ単語での会話も多いし文法もめちゃくちゃで、ネイティブのレベルで表すと2才児程度だと思います。

しかし子供が急いで英語を習得しなければいけない理由もないのでこれで十分です。

生活の中で楽しく自然に英語を習得できることが親子留学の良さで、短期間で詰め込むためではありません。

親がこれを理解した上での親子留学でしたら心配はないと考えます。

すぐ忘れちゃって意味ないんじゃない?

誤解されがちですが、親子留学終了が英語学習、バイリンガル育児のゴールではないです。

言語の臨界期という言葉をご存じでしょうか?

言語の臨界期を過ぎてしまうとネイティブ並みの言語力を身に着けるのは難しいと言われ、9歳までだとか12歳までだとか、さまざまな説があります。

親子留学を考える親はわりとこのことを気にされておられるかたが多いと思いますが、私はこれはあまり気にしていません。

しかし逆に言語が定着する年齢というのもあり、だいたい11歳前後だと言われています。

その年齢までに話せるようになった言語は、その後その言語を使わなくなっても忘れることはない、という説です。

これは留学の目的にもよりますが、意識しておいた方が良いでしょう。

以前テレビで見た、外国からアメリカへ移住した家族の話。

2人姉妹のうち小学校高学年でアメリカに来た姉は母国語と英語両方を話せるが、低学年で来た妹の方は英語しか話せなくなってしまったそう。

私がドゥマゲテで出会った方で、お子さんが小さいころを中国で過ごした方と話す機会があったのですが、そのお子さんも、日本に戻るとたった数ヶ月で中国語を忘れてしまったと仰っていました。

このことから言えるのは、日本に帰ったあとも英語環境に触れさせ英語力をキープさせる努力はとても大事だということ。

親子留学である程度話せるようになったから終わりではなく、最低でも言葉が定着すると言われる年齢まではサポートが必要です。

また見落とされがちなのは、親子留学が8歳で終わるなら8歳までの、12歳で終わるなら12歳の英語力でしかありません。

帰国後に子供が自ら英語で映画を観たり、本を読んだりして、自分でブラッシュアップしていけるところまで持っていって初めて親子留学成功と言えるでしょう。

親が非ネイティブでもおうち英語で国産バイリンガルを生み出す時代ですから、親にやる気さえあり子供のモチベーションをうまくアップさせることができれば可能だと思いますよ。だから答えは”やる気しだい”です。(あとは子供の性格)

小さい子供に勉強させるなんて親のエゴだ

私はこれを言ってくる人が本当に理解できなくて…。

嫌がり泣く子に無理やり勉強させるならまだわかります。

しかしそうでないなら子供にとって、生活の中で自然と英語を習得できる&海外文化に触れられるなんて、明らかにメリットの方大きいと私は考えます。

その前に、子供が泣こうが嫌がろうが親が決めたならそれは他人が口出しすることではないと思いませんか?

すこし大げさな話にはなりますが、親の選択でスポーツをやらされて泣いても辞めさせてもらえなかったスポーツ選手もたくさんいると思います。

結果本人の為になるなら、その時子供に恨まれてもやらせるのはアリですし、教育方針の違いの範囲だと考えます。

それに「勉強ができなくても優しい子に育てばいい」と子供に教育を与えないこともまた親のエゴじゃありませんか?

結論!親が選択する、子供に与えること与えないことすべてが親のエゴ

まとめ

いかがでしたでしょうか?すべて私が実際に言われたことです。

これからご家族にプレゼンされるという方は、こういった質問をされても大丈夫なように、あらかじめ自分の考えや意志を固めておくことをおすすめします。

特に両親や義両親など年配の世代は自分たちの世代になかった新しいものはとりあえず否定しがちです。

行くと決めたのなら、メリットをうまく伝えられるようにイメトレして挑みましょう。

ちなみに私は半ば強行突破したので、次に義両親と会うのがおそろしくて仕方ないです!笑

後半は、「治安悪いんじゃないの?」「フィリピンは訛りがある、レベルが低い」「衛生面も悪いよね?」などといった心配に答えていきます。

お楽しみに!

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