こんにちは、かかとです。
2019年3月からドゥマゲテで親子留学をしています。
周りにドゥマゲテに行くよと報告したとき、みんな第一声はかならず
「ドゥマゲテってどこ!?」でした。笑
私も親子留学に行きたいな、と考え始めたころはドゥマゲテの存在なんて微塵も知らず、セブ親子留学が第一候補でした。
しかしそんな中たまたまドゥマゲテで親子留学をしていた人のブログに出会い、調べていくうちに気付けばドゥマゲテしかない!と思うようになりました。
今回はなぜ私が有名なセブ親子留学ではなくドゥマゲテにしたのか、比較しながらお話ししていきたいと思います。
メリットもあれば、もちろんデメリットもあります。
親子留学をどこでするか検討中の方の参考になればうれしいです。
ドゥマゲテってどんなところ?
ドゥマゲテはマニラから飛行機で1時間半、セブから40分の、ネグロス島にある小さな街です。
面積は33.62㎢と千葉県四街道市と同じくらいの大きさ、人口は131,377人(2015年)と、千葉県成田市と同じくらいです。人口密度は3,900/km2と千葉県八千代市とだいたい同じくらいです。
このことから、ドゥマゲテはもはや千葉の一部と言っても過言ではないでしょう。(過言です)
キャッチフレーズは「The city of gentle people(優しい人々の街)」。
この小さな街になんと5つもの大学があり、人口の多くが学生や学校関係者のため、学園都市と呼ばれています。
私がドゥマゲテを選んだ理由
- 学費、生活費が安い
- メイドさんを都会よりも安く雇える
- 治安がいい
- 都会過ぎず田舎過ぎない
ドゥマゲテ親子留学のメリット
学費・生活費が安い
もちろん語学学校やカリキュラムによるところもあるのですが、親子2人1日4コマずつで1ヶ月留学した場合、ドゥマゲテとセブでは平均で10万円ほど変わってきます。
とは言えセブの安めの学校とドゥマゲテの高めの学校では同じような価格帯です。
しかし場所代や人件費もかかるセブと、そのどちらも安いドゥマゲテ。
HPで両者を見比べた限り、設備やその他サービスにかけられる金額が多い分ドゥマゲテの学校の方がコスパが高いように感じました。
また子供の現地インターの学費も、幼稚園の場合セブだと年間約10万ペソ、ドゥマゲテでは年間約5万ペソと倍も違います。(1ペソ約2円)
私は猫がいるため家からの通学希望だったので、現地での生活費も考慮する必要がありました。
現在ドゥマゲテで1ヶ月約10万円(学費抜き)の生活費で暮らしていますが、物価が高いセブだとこれより5万円以上は高くなるでしょう。
今我が家にメイドさんが週6回、朝から晩まで通いで来てくれていて、基本給は5000ペソを渡しています。セブやマニラだと同じ条件なら6000~8000ペソ程度が相場なので、こちらもドゥマゲテの方が節約できます。
人が優しい
フィリピン人はみんなとても親切で、セブやマニラの人ももちろん優しいのですが、悪い意味で観光客慣れしていて下心アリの人も結構多いです。
ドゥマゲテは観光地というよりはリタイヤ後の移住やロングステイに人気の小さな町なので、みんな下心なしにすごく親切にしてくれます。
治安がいい
マニラよりも治安が良いと言われるセブですが、そのセブと比べてもドゥマゲテはさらに治安が良いです。
子供と2人暮らしなので昼間のお出かけが中心なのですが、今まで危ないと感じたことは1度もありません。
たまにイベントやお祭りがある日に夜の人ごみを歩いても、何一つ盗まれたことがありません。寝てしまった子供を抱っこしたりして、カバンが無防備になっているときもあると思うのですが、ファスナーすら開いていたことがありません。
都会のようにストリートチルドレンが群れになってポケットやカバンを漁ってくるなんていうこともないです。物乞いはいますが、みんな「No」と言えば去っていき、諦めが早い…。
セブにはたった2回旅行程度でしか行ったことがないのですが、その短い期間の中でもここは危険だろうなというような通りがあったり、ぼったくりのグループにしつこくされたりしたので、余計にドゥマゲテの安全さを実感します。
ぼったくりの額がかわいい
治安の良いドゥマゲテでも、外国人だと結構ボラれます。
マーケットやトライシクルで相場をわからなそうな外国人にはしれっと高めの金額を言ってくるのです。
ただ、万が一ぼったくられた場合でも金額はたかだが数十円~数百円。
セブやマニラだと数千円~数万円ぼったくられた話もたくさん聞くので、それに比べれば諦めがつきますね。
そして向こうも「言ってみただけ」なところがあるので、「相場知ってるよ~」などと言えばすんなり諦めます。
都会過ぎず田舎過ぎない
海が近いだけでなく、バイクやジプニーで小一時間も走れば山や川遊びも楽しめるドゥマゲテ。
シキホール島やアポ島などの島とも近く、アクティビティには事欠きません。
自然が近くにたくさんあるのに、ダウンタウンエリアやモールへ行けば必要なものは何でも揃う便利さ。
ダイビングスポットもたくさんあるのでダイビングの好きな人にもおすすめです。
ドゥマゲテ親子留学のデメリット
交通の便が悪い
セブかマニラで飛行機を乗り継ぐ必要があり、乗り継ぎの待ち時間もあるため、成田や関空からだと9時間ほどかかってしまいます。
日本語が通じる病院がない
セブやマニラなどと違い、ドゥマゲテには日本語が通じる病院がありません。
買える日本の食材が少ない
日本人が少なく需要がないためか、日本の食材はそこまで充実していません。最低限の調味料や、豆腐やうどんなどの食材はスーパーで見かけますが、日系スーパーがあるセブやマニラに比べると品目はすごく少ないです。
ちなみに日本クオリティの日本食を食べられるレストランもないので、どうしても和食が食べたい人は日本から調味料や食材を持参して自炊しましょう。
ショッピングモールがしょぼい
ロビンソンモール、リープラザ、シティモール、Cang’sなど、ドゥマゲテにもたくさんショッピングモールがあります。
生活に必要な物はたいてい何でも揃っているし、十分と言えば十分。
でもやはり日本やセブやマニラのショッピングモールに比べると広さや設備、入っているお店など、何もかもがしょぼいです。
そして、その中からイケてる商品を探すのは至難の業。
99%のゴミ(失礼、しかし事実)の中から1%の掘り出し物を探す感じです。
子供服やグッズは結構かわいいものがあるのですが、都会と比べると選択の幅は狭いです。
美容系のお店のレベルが低い
セブやマニラだと日本人経営のネイルサロン・ヘアサロン・まつエクサロンなどがあり、日本人並みのサービスを安価で受けることができるのですが、ここドゥマゲテにある美容系のお店はレベルが著しく低いです。
子供のヘアカットに色々なローカル美容室に行ってみましたが、どこも日本なら大クレームレベルでした。
最近やっと日本人経営の美容室がオープンし、日本人美容師による日本クオリティのサービスが受けられるようになりました。(本当にうれしい…。)
しかしそのほかに日本人経営のネイルサロンやまつエクサロンはひとつもありません。
奇跡を信じてローカルのお店に行くとこんな大事故がたびたび起きます。
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ネイリストが「フレンチやりたい♪」というから任せたのにこのざま。
レッドカーペットには映える…かな?
こんな感じでセルフの方がマシというレベルなので、美意識の高い人には耐えがたいかも?
ドゥマゲテ親子留学はこんな人におすすめ
- 半年以上の長期で行きたい人
- 通いで通学したい人
- 田舎暮らしが好きな人
- フィリピンらしさを楽しめる人
セブ、すぐ行けます
上記のことを踏まえても、やっぱり正直なところセブの方が断然ショッピングも楽しいし、遊ぶところもたくさんあります。
リゾートやスパやレストランだってセブの方がイケてる。
夜のお出かけに関してはドゥマゲテにはほとんど楽しめる場所がないです。
なので、やっぱりセブに憧れる…って人も中にはいるんじゃないでしょうか。
でも単身留学ならまだしも、親子留学でそんな毎日遊びまくりたい人はなかなかいないと思います。
もし週末に何回かセブ観光したいな、くらいだったら…
ドゥマゲテからセブ、すぐ行けますよ!
しかも片道1000~1500円ほどで。
バスなら5時間ほど、フェリーなら夜に出発して寝て起きたら朝にはセブに着いてます。
これなら月1~2回くらいは気軽に日帰りでも遊びに行けちゃいますよね。
よっぽどセブのこの語学学校が良い!この現地インターに通わせたい!というこだわりがなければ、親子留学には安くて治安の良いドゥマゲテ一択だと個人的に思います。
以上、私がセブ親子留学ではなくドゥマゲテ親子留学を選んだ理由でした。
【全国無能主婦ランキング3年連続1位】大阪出身、フィリピンのドゥマゲテ在住。育児過激派。家事能力は最低レベル。平均的な日本人が生涯で殺すアリの数1000人分はすでに殺した、インセクトキラー。(このうち5人分は千葉に住んでいた2年間に達成)