こんにちは、かかとです。
フィリピンで、メイドさんを雇ってみたいけど、良い人に来てもらえるか不安という方。
または、今まで何人か雇ってみたけどいまいち良い人と巡り合えない…と言う方、多いのではないでしょうか?
フィリピンで1週間でも生活したことがある人ならおわかりの通り、フィリピン人の勤務態度は日本人と大きく違います。
勤務中に歌ったり、スマホを見たり、喋りまくったり、寝たり…かなり自由。
外国に住むなら郷に従うべきところもあると思っているのですが、やはりメイドさんは自分の日々の生活に深くかかわる人なので、家の中であんまり好き勝手されると辛いですよね。
ある程度は日本レベルに合わせてこれそうな人の方がストレスなく生活することができます。
この記事では、効率よく日本人好みのメイドさんを選ぶための基準をシェアします。
※主にFacebookで自分でメイドの募集をかけた場合について書いています。
【 完全版 】フィリピンでメイドさんを雇う方法とよくあるトラブル
ヤヤさん(子守)の選考基準もだいたい一緒です。
応募者全員面接するのは時間の無駄
求人を出して、応募して来た人全員面接するのはハッキリ言って時間の無駄です。
なぜなら、応募文を見ただけで、ある程度良し悪しが判断できるからです。(あくまでも日本人家庭で働くメイドとして)
正直、日本の価値観や常識から考えると、「とんでもないな」と思ってしまう応募者も多いです。
メッセージのやりとりの中で、最低基準を満たしている人だけに絞り込みましょう。
応募者を3割まで絞り込む方法
👉募集文に「短いメッセージには返事しない」と書く!
interested(興味アリ)やavailable?(まだ募集してる?)だけのメッセージが本当に多いです。
募集文の最後に、「短いメッセージには一切返事をしない」と書きましょう。
余計なやりとりを減らせるうえに、文章を最後まできちんと読んでいるかどうかわかります。
なんと、7割程がこの文章を完全無視して送ってくるので、この時点でかなりの数の地雷をふるい落とせます。
こんな人はやめておこう
3割までふるい落としたあとも、さらに厳選していきましょう。
この中で、ひとつでも当てはまったら要注意人物です。
募集要項を完全無視・同じ質問をする人
求人の文章にすでに書いてあることを聞いてくる人は文章をちゃんと読んでいないので要注意。
あとは年齢28歳以上と書いているのに「19歳でもいいですか?」や、ステイイン募集と書いているのに「ステイアウトでもいいですか?」など、募集要項を完全無視してくる人も結構多いです。
よっぽどその方に能力がありそうなら話を聞いてみても良いかもしれませんが、基本的にはこちらの希望に合わないなら、やりとりするのは時間の無駄です。
きちんとした文章を書かない人
フィリピンは英語ネイティブの国ではないので、完ぺきに英語を読み書きできる人は実はほとんどいません。
でも、文章を見るとなんとなく「この人はきちんと丁寧な文章を書こうと努力しているな。」というのは伝わります。
文法やスペルの間違いより、その人の姿勢を見ましょう。
要注意なのは、求人に応募するというフォーマルな場にも関わらず、Youをuと書いたり、want toをwannaなど言葉を省略する人。
h0w are y0u…のように、o(オー)を0(ゼロ)と打つ人もいました。
どうやらガラケーは文字を打つのにoだとボタンを3回プッシュ押さなければならず、0なら1回で済むのでこうやって打つ人もいるみたいです。
せめて求人の応募ではめんどくさがらないでほしいものです。
自分のことを話さない&質問に答えない人
応募してきているにも関わらず、はじめに自己紹介すらせず、こちらの質問もスルーして自分の質問ばかり一方的にしてくる人がいます。
スムーズに意思疎通ができない人とは一緒に生活できませんよね。
自己主張が激しい人
何度かやりとりをして、いいなと思っても、途中でやたら自己主張してくる人がいます。
一切こちらの提案は聞かず、ああしてほしい、こうしてほしい、、、
例えその人の能力が高そうでも、一緒に家の中で過ごすと考えるとしんどいです。やめておくのが無難です。
馴れ合い系
「わ~!めっちゃ美人ですね!」「日本に住んでいる家族がいます!彼女のインスタグラムはこれだよ!(写真付き)」「hehehe」などなど、おそろしくフレンドリーな文面で送ってくる人がいます。
求人に応募するときに普通はこんなこと言わないですよね?
メイドは生活に密着した仕事なだけに、オンオフはきっちり分けられる人の方が適しているでしょう。
友達感覚の態度を許してしまうと、仕事をサボったり、過剰な頼みごとをされたり、トラブルの元です。
懇願してくる人
「I really need work ma’am…」
「I really need money…」
応募の時点で情に訴えかけてくるタイプは、雇ったあとに「家族が入院してお金が必要なんです…」などと、借金のお願いや金の無心の恐れがあります。
良い人はこんな人
はじめに自己紹介をある程度の長文で送ってくる
私が今までに雇ったメイドさんは3人ですが、3人とも初めの応募の時点でかなり丁寧に自己紹介文を送ってきてくれました。
名前、年齢、自分の経験や能力。これらの情報を含んだメッセージを送ってきてくれる人はかなり高ポイントです。
なんと自己紹介文を送ってきてくれる人は、応募者の1割程度しかいないから驚きです。
欲を言えばこんな人がオススメ
レスポンスがスムーズな人
メイドさんのスマホや自宅のネット環境の問題もあると思うのですが、なかなか連絡が付かない人がいます。
休みや遅刻の連絡、緊急の用事のやりとりも出てくるので、スムーズに連絡が取れる人の方がストレスは少ないでしょう。(ステイインの場合はあまり気にしなくてもいいかも)
自分と年齢や体型、趣味が違う人
私が今まで雇った方たちは誠実で、盗難の被害に遭ったことはないのですが、盗難はメイドさんトラブルランキングTOP3に入ります。
自分と年齢や体型、趣味が違えば、衣服の盗難は下がります。
お互いの子供の年齢が離れている、性別が違う人
こちらも上と同じ理由です。
同年代で同性の子供がいる同士だと、「自分の子におもちゃや服を隠して持って帰ろうかな」と考える人も、残念ながら中にはいるようです。
家族の多いフィリピン人。イトコや甥姪まで入れるとだいたい同性同世代の子供はいるので、そこまで気にしすぎても…という感じですが。
メイドさんを選ぶときに、少しだけ頭に置いておくと良いかもしれません。
既婚者
独身の人は彼氏ができると恋愛に夢中になりすぎて、連絡もなく辞めてしまう…というのは超あるあるです。
雇い主の外出時に彼氏を家に連れ込むなんてこともよくあるそうです。
実際ドゥマゲテでも、友人や知人からそう言った話を聞いたことが何度もあります。
その点において、既婚者は安定感があります。
たぶんね!
(子守も頼みたい人は)子持ち、年配の方
フィリピン人はみんな子供が大好きで、子供と遊ぶのが上手。
子供の数も多く、家族みんなで子育てをする文化なので、ほとんどの人に子守の経験があります。
でもやっぱり、実際に自分の子供を育てたことがある人の方が、子供の扱いは比べ物にならないくらい上手です。
ただ甘やかすのではなく、駆け引きなどを駆使しながら、その年頃の子供の行動パターンを理解してうまく接してくれます。
自分が子供を怒りすぎたときなどは子供をフォローしてくれたり、子育てについてアドバイスをもらえることも…。
面接ではこんなところを見る
応募者を数人程度まで絞り込んだら、面接をしましょう。
面接はお給料を払って1dayトライアルすることをおすすめします。
家事や料理をしてもらったり、子供やペットと遊んでもらい、1日一緒に過ごす中で、だんだんとその人の人柄が見えてきますよ。
面接で見るべきところをいくつかピックアップしてみたので、参考にしてみてください。
遅刻の連絡をきちんと事前にしてくるか
フィリピーノタイムという言葉があるくらいフィリピン人は時間にルーズおおらか。
遅刻についてはある程度は諦めましょう!笑
ただ、その連絡を事前にしてくるかどうかは重要です。
「あと15分で着きます」など、きちんと連絡してくる場合はOK。
なんの連絡もなく予定時刻の30分後に来るのはナシです。
もちろん、予定時刻が過ぎた後の日程変更もナシ。
これが、あるあるなんです…。
私は連絡アリの30分までの遅刻なら大目に見てます。
英語力
メイドさんの英語力は、実は英語が苦手な人ほど重要視した方が良いです。
どちらかの言語が上級者レベル以上だと、片方がカタコトでも意外とスムーズに意思疎通ができるのですが、両者がカタコトだとコミュニケーションが本当に難しいです。
指示を出したり会話をする中で、誤解や言った言わないのトラブルにもなりかねません。
英語が苦手な方は、面接時に英語のできる人に同席してもらうなどして、英語の上手なメイドさんを選んだ方が良いでしょう。
お喋り度
お喋りな人、結構多いです。家にいてずっと話しかけてくるのは、人によってはかなりストレスになります。
おとなしすぎも意思疎通ができず困りますが、自分の生活にあまり介入してこられるのは嫌だという人は、避けた方が良いでしょう。
ご飯を食べる量
フィリピン人は意外と日本人のように気を遣う、空気を読む人が多いです。
ケチ臭いと感じるかもしれませんが、雇い主に良く見てもらうために誰しもが多少ネコをかぶっているはずの面接の時点でガツガツ食べるのは、遠慮がない人(おそらく何に対しても)ということで要注意。
前に、私と子供と応募者と3人で食べているのに、おかずの半分を平らげた人がいました。
せめて3分の1でしょ!笑
子供やペットに対する考え方、接し方
もし子供やペットがいるなら、これはなによりも1番重要なところですよね。
フィリピンの子育てや、ペットに対する考え方は、人にもよりますが日本とはかなりズレを感じます。
私はいつも面接で応募者と雑談をしながら、それとなく価値観が自分と合いそうか(合わせてくれそうか)聞き出します。
コミュニケーション能力
普段の仕事に関する会話のやり取りがスムーズにできそうかどうか。
子供と2人で過ごしてもらうこともあるなら、子供の様子(ケガや病気など)に関するコミュニケーションをきちんと取れそうな人かどうかを見ましょう。
あとは、贅沢言うなら市場で値切り交渉をしてくれそうな人なら家計も助かります。笑
まとめ
この基準でふるい落とした人たちの中にも、きっと有能な人はいるでしょう。
しかし日本人の価値観に合わせてこられるかどうかは、また話が別です。
雇ってから教育するか、元々ある程度キッチリしている人を選ぶか。
気に入らない時にクビにするのも労力を使いますし、お互い嫌な思いをします。
それなら初めからこれくらい厳しく選ぶくらいがちょうどいい、と私は思います。
以上、かかとの独断と偏見による、フィリピンで良いメイドを選ぶ際のポイントでした。
【全国無能主婦ランキング3年連続1位】大阪出身、フィリピンのドゥマゲテ在住。育児過激派。家事能力は最低レベル。平均的な日本人が生涯で殺すアリの数1000人分はすでに殺した、インセクトキラー。(このうち5人分は千葉に住んでいた2年間に達成)