【ドゥマゲテ親子留学日記】子猫3匹助けるはずが…

フィリピン・ドゥマゲテ親子留学367~368日目の日記

2020年3月27日(金) 幻を…見ている…?

外出禁止令が解除される朝5時に起床。

さっそく家のそばの空き地を見に行く。

「ねこ~!お~い!」と呼ぶと、

草むらの中から3匹登場。

子猫にしては警戒心が強いけど、

昨日散々気持ち悪い声で話しかけまくっていたおかげか

私に興味はあるらしく、

ソーシャルディスタンスぎりぎりの距離まで

近づいてきてくれた。

 

そこへあらかじめ持って来ていた

ペット用キャリーバッグの1番奥に

ツナ入りトレーを置いた罠を仕掛け

じっと待つこと3分…。

 

全員捕獲

子猫チョロすぎる。

日本にしばらく帰れなくなった今、

Pちゃんの尿路ケアのキャットフードの

在庫は減らしたくないので

とりあえずはツナご飯で我慢しててもらおう。

かなりお腹すいてたみたいで勢いがすごい。

 

それにしても…どカワイイ。

 

目ヤニが出てるから猫風邪かもしれないし

ノミもついてそうなので、

Pちゃんにうつさないために

家の外で保護することに。

家の外とは言っても、ゲート内。

治安の悪いフィリピンならでは、

コンクリ壁とゲート+有刺鉄線に囲われたおうちなので

野犬も入ってこないし雨風もしのげて

空き地の草むらに比べたら充分な環境。

 

 

ソーシャルディスタンスを保ち

お昼寝中の3匹。

安心して寝られるようになって良かったね~

朝から謎の人間に捕獲されて、

慣れないところへ連れてこられて疲れたと思うので

しばらくゆっくりさせてあげたあとに病院へ行くことに。

目ヤニがもし猫風邪なら

子猫には特に命取りになる。

 

午後、ペットキャリーに3匹を詰め込み、

いざ動物病院へ。

 

トライシクルを捕まえようと大通りに向かうと、

 

ミー、ミー

 

 

え?

 

 

 

 

3匹がいた空き地の

反対側の空き地から子猫の声がする。

 

 

 

 

3匹と思い込んでいたけど、

もしかして1匹取り残してたとか?

 

 

鳴き声の方向、草むらをのぞき込むと…

 

 

 

 

5ひきの こねこが

なかまに なりたそうに

こちらをみている!

 

その衝撃たるや…

 

昨日は絶対いなかった。

新たに捨てられた?

目ヤニで目が開かない子も数匹。

鳴き声も少し弱々しい。

この3匹を保護してこの子たちを

保護しないわけにはいかないけど…

病院代一体いくらかかるねん。

 

完全に気が動転しながらも

とりあえず3匹を病院に連れていくことに。

 

動物病院でもソーシャルディスタンス。

診察は飼い主1人しか入ってはダメとの貼り紙がありました。

こんなときでも開けていてくれてるのがありがたいな。

 

女性の若い獣医さんが診察してくれて、

三毛だけ軽い感染症にかかっているけど、

Good foodとGood placeを与えていれば

自然に治るよと言われた。

あとは全員ガリガリのわりにお腹が膨れているので

寄生虫を飼っている可能性が高いとのこと。

虫下しの薬を飲ませることに。

恐る恐る値段を確認すると1錠50ペソ(約100円)。

安い…。

 

医療費を心配していた私、

残りの5匹も保護することを決意

里親はアニマルシェルターが探してくれるし。

 

お会計は虫下しの薬50ペソ×3と診察料100ペソで

たったの250ペソ(約500円)。

キャットフード1kg125ペソも購入して帰宅。

 

よーし、残りの5匹も捕まえるぞ。

草むらに入りたくないので、

キャリーバッグの罠を上からおろして

入ったところを吊り上げる作戦。

3回に分けて全員捕獲成功。

5匹とも落ち着かない様子だったし、

思いのほか元気そうだったので

病院は明日連れていくことにした。

 

私はフィリピンに何をしに来たのか…?

 

2020年3月28日(土) 人間用の薬やん

一晩経って、すっかり我が家にも

慣れてくれたみたいなので、

残りの5匹を動物病院に連れていくことに。

 

その前にアサオとおやつタイム。

オレオのアイス1L、260ペソ。

ちょっと贅沢おやつ。

 

フィリピン版オレオこと、

BINGOを盛り付けてみた。

 

ダラダラしすぎて結局夕方ごろ病院へ。

フィリピンの動物病院、診察ルームはこんな感じ。

意外とちゃんとしてます。

昨日と同じ獣医さんが診てくれて、

みんな昨日の三毛よりも感染症がひどいから、

三毛含めて抗ウイルス薬を飲ませることになった。

本日のお会計は

診察料100ペソ+虫下し5匹分250ペソ

+抗ウイルス薬350ペソ

合計700ペソ(約1400円)。

 

帰ってから薬の箱に書いてる説明読んでみたら、

~12才までの子供は5mlって…

これ絶対人間用やん。

犬猫の12才は立派なシニア。

毎日子猫の投薬8匹分、

大変やけど頑張ります。

早く里親が見つかりますように。

それまでに丸々太らせておこう。